今回は実に簡単な内容ですがご容赦願います。次回は三端子レギュレーターによる電源の作り方についてです。
 この規格表使い方はそれ程難しくはありません。電気の事がある程度解っていれば誰にでも理解出来る内容です。値段は¥1.300.-でした。

 ICは一般にデジタルICの場合はTTLは+5V、C-MOSの場合は+12Vまで使えます。リニアーICの場合は多くが±12~15Vです。私の場合も原則的に±15Vで動作させております。但し、エキスパンダーの場合はダイナミックレンジが要求されますので最大規格の±18Vでの動作です。

 三端子レギュレーターは実に簡単に安定化電源が組めますので非常に便利です。しかし、近年はPWMによる電源を使うメーカーも多いようです。しかし、私はPWM電源は場合によってはビートを発生させますので使いません。何せお客さんはどのような状況下でお使いになるか判りませんのでね。
2018/7/26
 勿論電源がありませんと働きません。電源は三端子レギュレーターを使います。勿論これにも規格表が必要です。
 この5534は最大の増幅率は100dBとなっております。100dBとは実数で示しますと十万倍です。一般的なプリアンプで考えますとほぼ無限大の増幅率と考えて間違いありません。しかし、これがフォノイコライザーとなると話は一変します。この辺の事はいずれ触れる事になろうかと思います。

 5534は使い易いリニアーICなんです。中には更に優秀な性能を示すリニアーICもありますが、そのような物の多くは使い易さの点で問題が残ります。更に、電気的に優秀な物は最終的に優秀な音質のオーディオ機器が出来るのか?と申しますと、必ずしもそのようにはなりません。オーディオって、とっても変な世界なんです。だからオーディオって面白いのでしょうね。

 左の回路は先日のIC回路に電源を示しただけの物です。リニアーIC回路とはそのような使い方で物になります。だからリニアーICを各社一気に使用するようになったのです。未だにリニアーICを嫌うお方がおります。しかし、だからと言ってリニアーICを使っていないオーディオ機器を探すのは大変な時代になっているのは確かな事なのです。

 5534の場合はこの程度の部品接続で何ら問題なく動作します。しかし、更に優秀なLE357などとなると各々の回路で位相補正が必要になります。それも各回路によって方法が変わります。それをいちいち探し出さなくてはなりません。それが大変な作業となるのです。よって、優秀だと判っていながら使っていない理由はそこにあるのです。


 次回に続きます。
2018/7/24
 お暑うございます。いやいや、暑いですね。私もここ二週間程度体調を崩し毎日ゴロゴロしておりました。そんな理由で久々の更新です。

 今回ご紹介する簡単回路プリには最も著名であろうと思える5534を使う事にしましょう。

 5534は少なくとも放送局機器のアナログ領域では多様されているリニアーICで、使い方も非常に使い易い物です。規格表と接続図を示します。
 この場合に入力電圧は 1V としましょう。この回路を通過した出力電圧は 10.1V です。すると 10.1V/1V です。これを約分すると分母の V も分子の V  も約分されて残った値は 10.1 です。要するに分母の V も分子の V も約分されて消滅します。残ったのは 実数である 10.1 のみです。これを表示する場合に使うのが我が国の言葉であれば 割 であったり 分 であったりする事になります。静養理化学の表記であれば % になる訳です。

 これを弱電分野では dB で現します。このdB が実際には少々厄介な表示ではあります。しかし、少々勉強を重ねますと実に便利な表記なのです。ここで dB の単位の説明します。

 d は小学校時代に習った デシ です。デシ とは1/10の意味である事は皆様ご存知だと思います。これに対して1/100はc(センチ)です。1/1000はm(ミリ)です。それ以下は皆様も言われてみれば思い出すと思います。

 B はこの単位を考え出したベル博士の頭文字である B なのです。近年は何故か db と表示する人が居りますが実際には間違いです。やはりベル博士に敬意を表して dB と表示すべきです。

 次回に続きます。
 その回路を示します。皆様は ????・・・・ だと思います。しかし、我々にとってはこれが全てなのです。これを基にして全てを作るのです。皆様にとっては更に ????・・・・ でしょうね。

 R1 は前段から来る負荷抵抗です。更に、ディバイスである Q の電気的位置を固定する為の大切な働きをします。

 増幅率は R2 と R3 で決まります。その増幅率は (R2+R3)/R2 で決まります。例えば R2 を10kΩ とします。更に、 R3 を 91kΩ とします。何故91kオームなどと云う中途半端な数値なのかはいずれ説明する事になると思います。

 これを実際の数値に置き換えますと (10kΩ+91kΩ)/10kΩ です。その答えは 10.1 です。増幅率は μ で現したり A で現したり、中には G で現したりします。要するに増幅率には単位はありません。

 単位の無い事柄に関しては多くの場合にパーセント(%)で現すのが一般的です。これに関しては中学生時代に習っている筈です。それでは改めて勉強しましょうか。
2018/7/12
 さてさて、自作オーディオマニアにとって大変に興味がおありの項目です。何せ簡単なプリアンプの作り方ですのでね。しかし、かつて何も作った事の無いに対して簡単だと申しましても実際に使えるプリアンプの作り方と申しましてもそう簡単ではありません。

 何せその前に色々な作業工具が必要です。私は木工用工具も含め金工用工具もいっぱい持っております。それらを一つひとつ説明しますときりがありません。そんな理由で一々説明はしません。皆様が今後とも色々と作ろうとする場合は必要に応じて揃えて頂きたいと思います。
 とは申せ大前提としてオームの法則は理解しておく必要はあります。

 オームの法則とは理化学の世界で最も簡単で、最も理解し易い法則だと思います。オームの法則とは V=I・R W=V・I の二つだけです。

 ここで改めて説明とますと V とは電圧です。I は電流です。R は抵抗値です。W は電力です。この時に次元合わせは肝心です。

 この計算式を確実に理解していませんと一歩も先に進みません。よって、上述の規格表を理解するにはオームの法則が基本ですので電気を勉強しようとする場合は先ずはオームの法則から始めませんといけません。

 これが理解されますと全ては点と線で結ばれて、更にはその知識が面となり、更に進めば立体的な知識となります。すると正確な増幅率などはいとも簡単に机上で計算されるようになります。

 これは最終的にはデシベル(dB)計算出来るようになれば既に相当なベテランです。そうなると実際には私は必要なくなるのですがね。

 しかし、現実はそうは行きません。どの世界でも同じ事が言えるのですが最も大切なのはその人の発想なのです。要するにどのような物を、どのような内容で、どのような性能の物を作ろうとするのか? これが最も大切な事なのです。そんな理由で私はクルマに乗ってる時は一切カーステレオは聞かないのです。要するに絶えず考えているのです。

 私のクルマは少々お年寄りで最近のメディアは一切ありません。付いているのはカセットテープが聞けるカーステレオだけです。何せ既に30年選手ですのでね。

 以前 “私のカーナビはページをめくるタイプなんです” と申し上げましたらそのお方 “そんなカーナビがあるんですか?” 私は “世間では地図と呼んでます” でした。

 物作りは発想が湧けば既に80パーセント程度は完成です。後は図面化するだけです。回路図中の抵抗値や容量計算など最後の最後です。そんな物は簡単な事なんです。先ずは発想です。発想が湧きませんと一歩も先に進みません。

 皆様は先ずはオームの法則を身に付けて下さい。話はそれからです。とは申せそれでは皆様は淋し過ぎますよね。そこで次回はリニアーICを使った最も簡単なプリアンプの作り方についてにします。
 使いたいリニアーICを把握するのはこの2ページのみです。これをどのように上手く使うかは使う側の腕次第なんです。

 とは申せ全ての技術屋は出発点は一緒です。要するに何も知らない、何も解らない状態からの出発です。この状態は現在の皆様と何ら変わりません。 
 さてさて、リニアーICにしても何にしても規格表は最低限必要です。規格表は決して高い物ではありません。恐らく各メーカーからのバックマージンで賄っているのでは? と思える位に安い値段で売っております。

 写真の規格表は何と900円でした。これ一冊でほとんどの内容が把握出来ます。しかし、この内容を把握するにはそれ以前の知識が必要なのです。その手助けをしてくれるのが前回ご紹介したようなテキストなんです。
2018/7/11
 多くのお方はリニアーICと聞いただけで仰け反ってしまいます。しかし、決して難しい物ではありません。世の中にはリニアーICを使って設計・製作をしている人はいっぱい居ます。その方々はそんなに優秀な皆様だと思いますか? 決してそんな事はありません。ほとんどの人が普通の人です。私に言わせれば最も難しい事は売る事です。何せ私の場合は営業活動はほとんどせず売っている事は最大に難しい事だと思っております。以前 “稲田さんは営業もやっているのでしょ” と聞かれた事があります。その時私は “いえ、営業はお客さんがやってくれてます” とお応えしました。実際に私の営業活動はお客さんがやってくれております。ようするに “口コミ” なんです。
 私は大変な凝り性です。だから博打には絶対に手を出しません。私が例えば競馬に凝ったら日本国中走り回っていると思います。私は今だから言いますが高校一年の時に大変にパチンコに凝った事がありました。僅か2・3ヶ月の事でした。そんな時にふと脳裏をかすめる思いが走りました。 “こんな事をやっていたら大学に行けない” でした。

 そこで細々と学校の勉強を始めました。やる事と言えば予習復習の繰り返しです。しかし、この繰り返しで成績はうなぎ上りだったのです。当然私にとって嫌いで役に立たない教科に対しては試験前に丸暗記でした。

 勉強は解り始めますと実に楽しいものなのです。その結果何と勉強に凝ってしまったのです。

 そんな意味で人にとって凝ってはいけない物は博打と女でしょうかね。

 さてさて、電子回路など実際には教えようが無いものなのです。自分で勉強した内容から察し採るものなのだと思います。とは申せ全く何も知識が無いのにどうするの? です。そこでヒントなんです。その出発点が上述の書物なんです。勿論この一冊で全てなんて事はありません。絶対にありません。その次の知識を求めようと扮装するのは次は貴方の番です。頑張って下さいね。

 次回は簡単に増幅作用を理解するにはリニアーICが最も楽についてです。
 私はこれ以外にテキストになり得る書物は相当数所持しております。しかし、その多くが絶版であったり、役に立たないものであったりなんです。その中でこの一冊を選んだのは白土義男氏はこの手のテキストになり得る書物をいっぱい出しているのです。

 この一冊は現在は恐らく絶版になっていると思います。何せ初版は1986年です。その後も色々と出している非常に稀なお方なんです。

 勿論実業界のお方です。やはり参考テキストとして使うべきテキストは実業界のお方なんです。しかし、少々残念な事は豆知識的な内容が少ない事なんです。我々物を作る側としては豆知識的な物がとってもありがたいのです。要するに歴史の裏話のようなものです。何せ歴史は日本史にしても世界史にしても裏話がありませんと単なる “年表学” です。そんな年表学は何も先生なんかいりません。

 もう一つ大切な事は “作ってみる事” です。人は経験が最も大切です。いくら机上で勉強しても活きた知識になりません。人は作って、失敗して、その結果利口になるのだと思っております。

 例えば電子回路は多くの物がそのまま作ると発振してしまいます。それをどのようにして抑えるか? 大切な事なのです。

 これは各メーカーもそれぞれ独特な知識と、技術屋一人ひとり独特なものを持っているのです。しかし、それは誰も教えてくれません。当然なんです。その人の財産そのものですのでね。

 当然私も独特な物を持っております。これは誰に頼まれてもどんなに頭を下げられても教えません。何せ何十年も要した私の財産そのものですからね。
2018/7/10
 私のホームページを覗いているお方で何名かの方から “もう少し電気の勉強をしようと思います” のお便りを頂いた事があります。しかし、残念ながらその中の何名かのお方から “諦めました” の返事も頂いた事もあります。そんな理由でこれから何回かに分けてそのようなお方にヒントを差し上げようと思います。それは決定的なヒントとして “大学教授出版の著書は読むな” なんです。何せ大学教授の著書は理屈ばかりで結論がありませんからね。

 ここで技術屋と学者の決定的な差をご披露します。それは学者は単に理論だけ教える事が仕事です。しかし、技術屋は物を作らなければなりません。そこで技術屋のお仕事 “妥協の産物を作るのが技術屋の仕事” なんです。

 しかし、こんな事を言うと “だからお前はろくな物が出来ないんだ” なんて言う人が出て来ます。しかし、世の中の全ての物は妥協の産物です。完璧な物など世の中にありません。人は全ての人が完璧では無いのと同じで世の中の物は全て完璧などではありません。その中で高級品と呼べる物は妥協点が高いのであって普及品と呼べる物は妥協点が低いのだと思います。

 そこで私からのワンポイントアドバイスです。

 “何も妥協点の高い知識まで求めなくてもいいじゃないの”

 です。

 先ずは私のお勧めするテキストです。
 真空管は昔は工業製品でしたので各社真面目に作ったものでした。何せ真空管が故障して生産ラインを止めてしまったら大変な責任問題になりますからね。しかし、近年の物は何故かいい加減な物が多いようなんです。中には使っていると中でタバコを吸ったか? なんて物まであります。

 それは某国製の300Bで起こりました。私も以前は真空管式のアンプを作っておりました。しかし、満足出来る内容の真空管がほとんど無くなってしまったもので止めました。そんな理由の一つが某国製の300Bだったのです。何せガラス管と電極保持の為の雲母(昔は確かに雲母製の保持材でした)とガラスの接触部分が茶色に変色してしまうのです。原因は恐らく電極の洗浄不足です。或いは電極の材質不良です。

 金属は真空中に置かれて、更に加熱しますと内部の不純物が蒸発します。それがガラス管に付着して茶色に変色してしまったのだと推測します。そんな真空管は使いたくありません。だから真空管式アンプはそれで止め ! なんです。

 それだけではありません。実は真空管式のMM・MCカートリッジ兼用のフォノイコライザーを作ろうとしたのです。12AX7(ECC83)であれば理屈からすれば最大80dB増幅するフォノイコライザーが出来る筈なんです。しかし、駄目なんです。どうしても低域で増幅率が足りなくなってしまうのです。そこで色々と調べてみました。すると私の推測通りで近年の物は増幅率が足りないそうなんです。そんな真空管でフォノイコライザーは作りたくありません。そこで止めなんです。

 皆様がもし真空管式アンプを作ろうとしたならば出来れば昔の真面目に作られた真空管をお使いになる事をお勧めします。しかし、高いですよ。それを覚悟して使うのであれば私は賛成です。或いは皆様が使わないような真空管を探し出すか? なんです。それらの多くが実際は送信管なんです。

 しかし、送信管はグリッド電流が流れる物がほとんどなんです。するとそれに対する対処法が必要です。少々厄介なんです。そこまでして真空管を使う必要があるのか? なんです。私は無いと思っております。

 私はそのような意味では冷酷です。いつまでも初恋の彼女の事なんか考えていられません。何せ真空管は基本的に元々がいい加減です。理想回路には程遠い存在です。すると机上計算が通用しません。これは大変に大切な事なのです。理想回路の場合は事前の机上計算で設計が可能なのです。しかし、理想回路に程遠い回路の場合は負帰還を掛けるにしても机上計算が机上計算として通用しないのです。理由は増幅率が低いからなんです。そこで最初に申し上げた無限大の増幅率が必要になってくるのです。

 ねっ、皆さん。私も決して否定はしませんが、歳を重ねると何故か現実を直視しようとしなくなっております。その最大の言い草が “今の若い者は・・・” なのだと思います。

 確かに今の若い者にも問題はあると思います。しかし、今の若い者は人によっては昔の若い者の比では無い程に優秀です。それも認めるべきだと思います。それが年寄りの責任でもあると思っております。

 世代交代、今度は私の番ですかね!

 次回はもう少し真面目にやります。
 このアンプに使っている真空管(42)は私が小学校時代に使った5球スーパーラジオに実際に使っていた真空管なんです。だから記念の意味もあってアンプとして残しているのです。それ以外の意味はありません。

 42 は ST管スタイル ですがほぼ同等で GT管スタイル の物は 6F6 です。オルソンアンプに使われていたのが6F6だったと思います。

 真空管はそれ自体が歴史が長く種類もその分多く、更に楽しいスタイルの物も数多くありますので楽しいのは楽しいです。但し、私は好きですが優秀とは言いません。しかし、オーディオマニアは真空管が好きなものだから何故か真空管は優秀なのだの理論になってしまうのです。変な理論になってしまっているのです。
2018/七夕
 理想回路とは 増幅率無限大 入力インピーダンス無限大 出力インピーダンスゼロ この三つなんです。すると多くのオーディオマニアがお好きな真空管は最悪のディバイスと云う事になります。

 ディバイスとはそれ自体がアクションを起こす働きを持った物をいいます。するとディバイスとは真空管・トランジスター・FETの三種類のみと云う事になります。ICはデジタルIC・リニアーIC共にトランジスターやFETの集合体ですのでディバイスとしての分類は別扱いになります。

 PCに使われているCPU(センター プロセシング ユニット)は私は良く解りませんのでこの歳除外です。何せ私には余りにも難解過ぎます。但し、デジタルICでも単なるゲートICであればある程度は解りますので時として登場するかも知れません。

 真空管の場合は増幅作用を説明するには便利ですので登場回数は多いかも知れません。リニアーICの場合はそれ自体がほぼ完成されたディバイスですので登場回数は非常に多いと思います。

 トランジスターは電流動作素子で理解するのは少々厄介です。私も実際にメイン回路には使っておりません。使っている回路はタイムラグ回路のリレーのドライバーとして使っているだけです。

 FET は現在はモーターのドライバー回路に使っている場合が非常に多いようです。よって、このページでは恐らく登場しないと思います。

 トライアックやサイリスターもディバイスではあります。しかし、音声信号回路には使いませんので割愛です。

 さてさて、オーディオマニアには真空管ファンが非常に多いですね。そのように言う私も真空管が好きです。何せ私にとって真空管とは初恋の彼女のような存在です。
 それ以外には増幅率可変回路と負荷抵抗可変回路があればほぼ万全です。ご希望があればSP再生専用フォノイコライザーとして販売する価値はあるかも知れません。但し、何せ古い板ですのでまともな物が中々無いのです。私の場合も持っている事は持っておりますが実際に本当に欲しい物が無いのです。それが最大の問題点なのではあります。

 現在は単に音楽を楽しもうする場合は色々な方法がありますね。しかし、実際には新しいメディアであればある程楽しくありませんよね。すると LP や SP などはとっても楽しいメディアなのかも知れません。

 私の場合は何故SP盤に興味を持ったかと申しますと、その歌手のその時代の声で聞けると思ったからです。確かに霧島昇氏などは現役バリバリの時代とお歳を召した時代の声は全く別人と思える声なのです。するとそれ以外の皆さんも可能性としてはありますね。

 別格は藤山一郎氏です。あのお方は最後の最期まで若々しい声でした。さすがに芸大声楽科卒業と思えるお方でした。それに対して N・A 女史は同じ芸大声楽科卒なのですが・・・・・。まァ、仏様を悪く言うのは止めましょ。

 このページは基本的には何を言っても良いページでして、それが理由で “余談ですが” なんです。ところがいつの間にか何故か少々真面目なページになってしまったのです。しかし、何故か多くのお方がこちらの少々真面目なページを望んでいるようなんです。そこで今後とも少々難しいページで行きましょうかね。

 そこで次回は理想回路での増幅率の決定についてです。
 理由は現在の優秀な再生装置で再生しますとSP盤の元々持った色々な問題が表面化してしまうからです。それらを全く問題にしないでSP盤を再生するには写真のような蓄音機で聞いてしまえば全ては解決です。しかし、それでは面白くも可笑しくもありません。やはり趣味や道楽とは問題点を一つひとつ解決していくのも楽しみの一つであって然るべきと思います。

 その結果としての前回ご紹介したオールマイティー型フォノイコライザーなんです。とは申せ皆様にご披露した SPF は余りにも気張り過ぎで現実的にはそこまでの必要は無いと思っております。その結果としてなのですが必要な機能は サブソニックフィルター ターンオーバー周波数の調整回路 この二つを取り揃えていれば先ず問題は発生しないと思います。

 サブソニックフィルターは78r・p・mと云う高回転による偏芯を防ぐためです。これは現在に於けるSP盤再生には不可欠な回路です。周波数としては20Hzであれば全てに対応します。

 ターンオーバー周波数の切り替えは連続可変であれば言う事ありません。これは更に録音状態にも対応しますので是非とも必要な機能だと思います。
2018/7/6
 SP盤の再生方法は大変に難しいものなのだと思います。
 とは申せ今の時代に SP盤 を聞こうとする人も少ないと思います。しかし、SP盤は物によっては非常に優秀な音質なのです。音楽好きにはたまらない良さがあるのです。とは申せ私も大変に期待したマリリン・モンローの “帰らざる河” はマリリン・モンローはもう少し上手い歌声を聞きたかったですね。

 マレーネ・ディートリッヒ(発音はマレーネ・デイトリッヒが比較的基本に近いのでは?)のリリー・マルレーンは素晴らしい歌声だと思っております。それを真似しているのが加藤登紀子さんです。是非ともオリジナルSPを欲しいものだと願っております。

 私のオーディオのフェーバーリットであります。ペギー・葉山の “南国土佐を後にして” は我が家にあったSP盤は理由あって割れてしまいました。そこで探しましたがまともな物に行き着くまでに何と三枚買いました。やはりヤフオクの場合はその程度の事は覚悟しておく必要があろうと思います。とは申せ私は失敗したレコードは再販はしません。そんな失礼な事は私はしません。

 私は藤山一郎氏の “”東京ラプソディー” が欲しいのですが、手にはいりません。時としてヤフオクに出てはいるのです。私はとりあえず札を入れておくのですが全て持って行かれてしまっています。やはり狙っている人が居るのですね。

 更に欲しいのはルイ・アームストロングのオリジナル盤です。あるのはあります。しかし、ゼロの数が違い過ぎます。このようにしながら私も朽ちて行くのでしょうね。

 最近テレビのコマーシャルでルイ・アームストロングの歌声が聞こえますね。皆様はどのように思います? あれは偽者なんです。私は彼を知っております。彼は自称 “日本ルイ・アームストロング協会会長” を名乗っております。

 そこで彼の仲間に聞いてみました。その結果 “自分で言っているだけですから !” でした。

 ね、皆様、オーディオって、どう思います? 私は基本的に楽しむものだと思っております。そこに何を楽しむべきかを楽しむのもオーディオの楽しみ方だと思います。例えば私は子供の頃には真空管を使いこなす事に熱意を燃やしたもにのでした。中には高周波に興味を持って放送技術に進んだ人も居るのだと思います。しかし、私の場合はそれらディバイスを使いこなしてパット・ブーン、エルビス・プレスリー、ニール・セダカ・・・・・ 聞きたかった。

 それもオーディオの一つの楽しみ方だと思います。しかし、私は悔しかった思いがあります。それは私は子供の事もあったと思いますが電子の世界が解りませんでした。電子技術が理解出来なかったのです。その思いは何と大学卒業の時点まで続きました。しかし、しかしなのあります。

 私は玉川大学工学部機械科に所属しておりました。最高学年4期生の時は潤滑工学研究室に所属しておりました。その時の卒論のテーマは “真空中に於ける二硫化モリブデンの潤滑特性について” です。このように言いますと多くのお方は目をそむけると思います。要するに皆様が単純に考える宇宙の世界の話しです。しかし、実際には宇宙も現世も背中合わせの世界なんです。何せ油の中には空気はありません。要するに “エンジンオイルに二硫化モリブデンを入れたら?” だったら皆様にも解り易いと思います。

 そんな時にフトッ私の脳裏をかすめる事がありました。私が卒論を行った実験装置の真空度は何と百万分の一気圧のチェンバーでした。勿論機械式の真空度測定器では測れません。真空管の二極管を使います。要するに整流管に流れる自由電子を測定するのです。そんな時に私にお知らせがありました。それは “お前は機械の世界の不確定要素の集合体の世界に身を置くのか?” でした。

 これは私にとっては人生最大の衝撃でした。何せ私の人生その物に疑問を呈した私自身の問い合わせなのでいからね。

 人は時として自分自身に疑問を抱き、更に振り返るチャンスがあるのだと思います。そのチャンスに気が付くか付かないかはその人の持って産まれた感性の問題なのでは思います。

 何故かちょっぴり難しい話しになりましたね。
 写真は LP も SP も更にカートリッジはMM型もMC型も全て対応するフォノイコライザーです。

 LP の時代も各メーカーにより録音特性がまちまちでした。しかし、その当時の記録がありますのでその特性に合わせた再生は比較的簡単です。しかし、SP の場合は当時の各メーカーの記録は残っておりません。恐らくターンオーバー周波数はまちまちだったのは想像出来ます。それらも全て解決してしまうのが写真のフォノイコライザーです。
 最大の問題は78回転と云う回転数の高さです。昔はアンプの性能もスピーカーの低域の再生能力も低かったので事実上の問題にはなりませんでした。しかし、現在はアンプの周波数特性もスピーカーの再生特性も飛躍的に高性能になりました。その結果昔のままの再生装置では問題が露呈してしまうのです。そこで色々な策を講じる必要が出て来るのです。
2018/7/4
 SP再生用の回路を示します。

 この回路の増幅率は R2 と R3及びCの合成抵抗値 で決まります。コンデンサーは周波数により抵抗値が変化しますのでその結果がイコライザーとなります。しかし、コンデンサーは交流は流しますが(これは結果的に流れたように見えるだけであって実際には流れておりません)直流は流しません。するとこの回路ですと周波数が低くなればなる程に帰還回路の抵抗値は大きくなり最終的には無限大となってしまいます。そこで前回の説明のようにコンデンサーに並列に抵抗を入れる必要が生じます。

 電子回路はその当時には正しかった回路でも時代が替われば正しくならなくなってしまっている事も理解する必要もあります。

 では、単にCに抵抗を入れれば解決するのか? いやいや、話はそんなに簡単には行きません。
 更にスピーカーの性能も問題があり、そこまで低い音に対して反応を示さなかったのだと思います。

 ここで皆様に最大の問題提起を致します。蓄音機用の鉄針は非常に鋭い物なのです。しかし、SP用のカートリッジの針先は丸まっているのです。変です。明らかに変です。

 ここで結論です。SP盤は綺麗に掃除されている盤であればLP用の針で全く問題なくトレースします。更にモノラル用のカートリッジも必要ありません。要するに78回転のターンテーブルがあればLP用の道具で全く問題なく再生可能と云う事です。とは申せフォノイコライザーはSP用のロールオフの無い回路の物が必要ですがね。

 世の中はオーディオに限らず常識と思っていた事は決して常識では無い事を念頭に置く必要があるのでは? と、思っております。

 次回に続きます。
 左はSP用のフォノイコライザー定数です。O.OO25μFは低音側のターンオーバー用コンデンサーです。但し、この0.0025は昔の値ですので現在はこの数値の物はありませんので念のため。

 SPの場合は高域に対してはロールオフはありません。よって、100kΩのみです。しかし、ここに最大の問題があります。それは R が無い事なのです。R がありませんと低域に対しては果てしなく上昇特性を示してしまいます。

 その昔はこれで問題は無かったのだと思います。何せ昔はディバイスとして真空管だけです。当然交流回路です。
 SP盤の録音帯域は確かに非常に狭いと思います。私が聞いた範囲では恐らく高い方は数千ヘルツ、低い方は100Hzを少々下回った程度では? と、思える程度です。しかし、しかし、なんです。ダイナミックレンジはLPやCDの比ではありません。物によっては大迫力なんです。しかし、現実の世界ではその良さを存分に発揮させる機器が無いのが残念な事実なのです。そこで “何とかしてやろじゃないの !” なんです。

 そんな発想に至った時に先ずは必要な事は問題の洗い出しなんです。最初は先ずはSP再生用のイコライザーが必要です。そんな物を作るのは簡単な事です。何せ私はオーディオ経験は単なる年期だけではありません。その年期だけですと某RCAの顧問になった K・I氏 のようになってしまいます。K・I氏 は私に言わせれば何も解っていない人でした。要するにオーディオ黎明期による “古き善き時代の人” でした。それを顧問として向かい入れたRCAも情け無いと思いますがね!
 
 写真はSP用の鉄針です。数百本はあると思います。以前某お店で格安で手に入れました。岩倉君は無関係ですので悪しからず!

 SP盤はほとんど全てのお方は “無視 !” だと思います。何せSP盤の再生はLPの比では無く難しいのです。それが故に結局は無視されてしまったのだと思います。それは要するに “無知の人の短絡的発想” 以外の何物でもありません。

 何せSP盤はとにかく出来が悪くまともな再生には大変な苦労を要します。しかし、それを簡単に済ませるにはかつての蓄音機の名機に頼るのが最も簡単な策です。東京の銀座には蓄音機専門の有名店があるそうです。とは申せ私は行った事はありません。更に、今後とも行く積りはありません。何せ蓄音機はそれ以上でも、それ以下でもありません。要するに既に終わった世界の物でしかありません。そんな物、今更興味をっ持っても何のプラスにもなりませんのでね。
2018/7/3
 ここで皆様にてとっては “いまさら?” のお話です。それは今に至るSPレコードの再生方法についてです。
 さてさて、サブソニックフィルターです。SP盤を聞くには便利なエフェクターです。先日も申しましたがSP盤は回転速度が速いのでちょっとした偏芯が大変な結果をもたらします。

 ここで疑問なんです。世の中には変な人が居まして未だにSP盤しか聞かないなんて人が居るのです。そのような人は蓄音機をお使いの場合は問題は発生しません。しかし、近年の電気再生をやっておりますと色々と問題が発生しているのではないかと推測します。それは先ずはSP用のイコライザー回路です。

 次回に続きます。
 左はマリリン・モンローが歌う “帰らざる河” です。1954年の映画です。オリジナル盤が欲しいのですが出て来ません。恐らくオーナーは大切に大切に持っているのだと思います。しかし、いい加減の所で世に出してやりませんと最終的には単なるゴミになってしまいます。やはりいつの世にも “見極め” は必要なのではないかと思います。

 さてさて、このSP盤は失敗無く一枚でそれらしい物が手に入りました。早速聞いてみました。勿論映画のワンシーンを思い出しながらです。結果?

 へたくそ ! なんです。とは申せ相手はマリリンです。私は許します。やはり女性は見た目もとってもとっても大事ですのでね。

 マリリンのお墓は何処にあるのかは知りません。話しによりますと西洋では墓参りの風習が無くお墓は荒れ果てている場合がほとんどだとか? 我々日本人にとっては少々淋しい話しではありますね。

 桜桃期も終わりました。しかし、彼のお墓は絶えず綺麗に保たれているそうです。素晴らしい我が国の文化だと思います。
 マレーネ。ディートリッヒは余りご存知ではないかも知れませんね。私は彼女の歌う “リリー・マルレーン” が好きなんです。そこまで言うと “もっと知らねー !” なんて声が聞こえそうです。

 彼女はナチスに追われてアメリカに亡命し、アメリカで生涯を終えたそうです。リリー・マルレーンは元々はドイツ時代の歌だったと思います。私は可能であればSP盤で欲しいのですが未だ見付かっておりません。先日ふと聞いたリリー・マルレーンは私にはドイツ語と英語のゴチャマゼの歌に聞こえました。

 私は残念ながら英語版のCD復刻版しか持っておりません。可能であれば当時のオリジナル盤が欲しいですね。とは申せ爆撃でほとんど全ては破壊されてしまったのかも知れません。にっくきはヒトラーですかね? 

 いやいや、例え誰であろうと仏さんを悪く言うのはいけませんね。反省です。 
2018/7/2
 私は誰が何と言おうと世界中で最も美人でキュートで可愛い女性はマリリン・モンローだと思っております。例え私の好きなオードリー・ヘップバーンであろうとマレーネ・ディートリッヒであろうとマリリンの魅力には叶わないと思っております。
 SP盤は何と偏芯している物があったのです。SP盤は回転数が高いのでLPのそれとは比べ物にならない位に激しく影響してしまいます。するとスピーカーは激し前後にブカブカなんです。そこで苦肉の策で作ったのがサブソニックフィルターでした。結果は効果抜群でした。

 次回はマリリン・モンローは歌が下手 ! についてです。
 右が時としてSPレコードを再生しているプレーヤーです。昔々のパイオニアの物です。このプレーヤーは過去一度も使った事は無く某お方から貰ったまま押入れの奥の奥に放置していた物です。SPに凝った理由はSPレコードは本人が若かった頃のその時の声が聞けるからです。確かに昔の歌手が復刻した物とは若かった頃とは声が違うんです。

 例えば私のオーディオのフェーバーリットであるペギー・葉山の場合も昔のSPで聞く声と復刻版とは全然違った声なんです。問題はそんな時に起こりました。それはSP盤の出来の悪さでした。
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 私のプレーヤーは最近ではほとんど見る事は無くなったオイルダンパーアームです。ターンテーブルムはビクターの安物です。ボードはこれまた安物のペラペラな合板です。更にすぐ後ろにはウーハーです。条件としては最悪な筈です。しかし、実際にはハウリングは起こりません。何故なんでしょうね。変ですね。

 そんな理由で私は改めてサブソニックフィルターは作る積りはありませんでした。しかし、しかしなんです。以前SP再生に少々凝った時に問題は起こりました。
2018/6/30
 私の場合は以前部屋を作り変える前までは大変なハウリングで悩まされておりました。しかし、現在の部屋に作り変えましたらハウリングは何故か止まりました。何故か理解出来ませんが恐らく共振点が変わったとしか思うしか無い現象でした。

 私の場合はレコードプレーヤーは格別何もやっておりません

余談ですが   No.11