¥27 .000.-(電源ケーブル不含)
出力波形100Hz
入力波形100Hz
 このゲインコントロールアンプは直流回路ですので矩形波は右記のように完全に矩形で再生します。

 しかし、直流アンプは少々危険ですので出力部分で直流は遮断しております。
 -10~-30dBでは100kHzまで完全フラットです。

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←100kHz -1dB
←100kHz -6dB
←98kHz -10dB
↓24kHz -1dB
→Hz
100k
10k
1000
100
10
-30dB
-20dB
-10dB
0dB
+10dB
+20dB
 このゲインコントロールアンプは単に増幅するだけでは無くマイナスゲインも行えます。それも音質劣化を伴う分圧式ではありません。フィードバック式です。当然マイナスゲインにしても音質劣化は伴いません。更にその可変範囲は

+20dB(10倍)
+10dB(3.2倍)
   0dB(1倍)
-10dB(1/3.2倍)
-20dB(1/10倍)
-30dB(1/32倍)

 と6段階です。この事でほとんど全ての内容に追随します。

 各ポジションでの周波数特性を下記します。
ゲインコントローラー GC

 これから申し上げる事は少々難解な内容です。ご理解頂ければ幸いです。先ずはフォノイコライザーの出力電圧とCDプレーヤー(D/Aコンバーター)の出力電圧についてです。

フォノイコライザーの出力電圧について

 カートリッジの主流は MC型 と MM型 である事は周知の事実です。さて、その出力電圧は? MC型 の場合は多くの物が 0.3mV 程度です。MM型 の場合は多くの物が 3mV 程度です。そこで MC型 の場合は増幅率が約10倍(20dB)のヘッドアンプか昇圧トランスを使用して MM型 レベルまで電圧を上げます。

 さて、フォノイコライザーは多くの物が増幅率は100倍(40dB)程度です。するとフォノイコライザーの出力電圧は約300mV(0.3V)です。

CDプレーヤー(D/Aコンバーター)の出力電圧について

 この場合は極一部の物を除いてほとんど全てが約2V程度です。要するにレコード再生のカートリッジとは10倍までは行きませんが大分差があります。近年はこの事が問題になっている場合が多く存在します。

プリアンプ(ラインアンプ)の増幅率について

 上述の内容でレコード再生とCD再生とでは出力電圧に違いがある事がご理解頂けたと思います。よって、真空管式時代は勿論、トランジスター式時代でもフォノイコライザーを内蔵したプリアンプはフラットアンプに10数dBの増幅率を持たせておりました。そうしませんとレコード再生の時にドライブ電圧が不足してしまうからです。

 しかし、近年はレコード再生を無視したプリアンプ(ラインアンプ)が多く存在します。それらは勿論増幅率を持ちません。持つ必要が無いからです。

パワーアンプの入出力感度について

 昔の真空管式パワーアンプの多くが0.5~1V程度で最大出力に達しました。このようなパワーアンプで増幅率を持ったプリアンプでCDを再生しますと増幅率が余りにも大き過ぎて非常に使い辛い組み合わせとなってしまいます。更に、一般的なボリュームはその性能上回し始めと回し終わりの部分の直線性が悪いのが普通です。するとボリュームを絞りますと左右の音圧が狂ってしまいます。最悪の場合は片側の音がほとんど出ないなんて事も決して珍しくありません。

 しかし、近年のトランジスター式パワーアンプの多くが2V程度で最大出力に達します。このようなパワーアンプを使って一般的な増幅率のフォノイコライザーと近年の増幅率を持たないプリアンプ(ラインアンプ)を組み合わせて使いますとドライブ電圧が不足する結果となります。

ゲインコントロールについて

 ゲインコンロールアンプなる物はオーディオ界には無かったと思います。原因はレコード時代には無用だったからだと思います。しかし、現在はレコードも存在しますしCDも同時に存在します。しかし、この両者は上述の如く出力電圧に相当に差があります。そこで必要となるのがゲインコントロールアンプです。 

GC