200W×150D×50H(筐体サイズ)  ¥44.000.-(電源ケーブル不含)
 グラフは本機の周波数特性です。勿論フルボリューム特性です。低音域に関しては可能な限りの特性に作り上げております。

 高域に関してはそれ程の特性は不要ですので多少抑えております。

 使い方は勿論ユーザーの間性にお任せです。しかし、基本的には小音量時の時にそれらしい音楽性を持たせる使い方をして欲しいと思います。

 更に、先ほども申し上げましたように出来の悪いソフトを気持良く聞きたいものだと思います。

 何も音楽を楽しく聞こうとする時に “何も足さない、何も引かない” と我慢すべきではないと私は思っております。

 “コントロールオーディオ”

 私は大賛成です。
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 上のユニットはダイウトーンP610A(改)です。私のサブシステムです。P610Aは非常に素直な今でも大勢のファンが居ると思います。しかし、やはり16cmユニットの限界はあります。

 音楽を聞くのに我慢して聞く必要はありません。音楽を楽しく聞くためには私は何を使っても良いと思っております、何せ趣味ですのでね!
 写真は今回出品したトーンコントローラーとは多少異なり超低高域ブースターを同居させた物ですが大変に便利に長年使用しております。

 更に、トーンコントローラーの使い方として少々問題ありのソフトの対応にあります。CDにしてもレコードにしても出来の悪い物が大変に多く存在します。それらを聞き易い音にしてしまうのがトーンコントローラーなのです。

 更に、非常に素直な音で音楽を楽しませてくれる16~20cmフルレンジスピーカーには必需品であると言えます。
 海外のスピーカーメーカーは実線で示すような周波数特性のスピーカーシステムを発売したのです。実線で示すように低域の大きなピークを作り、更に高域に大きなピークを作ります。すると何故か再生帯域が広がったように聞こえるのです。更に低域のピークで低音が豊かに聞こえて多くのオーディオマニアは騙されてしまったのです。

 しかし、我が国のオーディオメーカーはまじめでした。破線で示す特性のスピーカーシステムを作り続けました。その結果アンプもスピーカーシステムも海外の物に牛耳られてしまったのです。

 しかし、皆様考えてみて下さい。果たしてどちらが正しいのか? 私は我が国のメーカーが正しいと確信しております。とは申せその後我が国のメーカーも海外のメーカーの真似をして現在に至っております。

 さてさて、確かにトーンコントローラー不要の非常に優秀なスヒーカーシステムは存在すると思います。しかし、それらは非常に限られた商品に限られ、更に聞き方としてある程度の音圧で聞く事が条件です。そんな恵まれた環境に居るお方は極限られた人しか居りません。

 更に、人の耳の特性として低音圧で聞いた場合には低域も高域もやせた音で聞こえる特性を持っております。これはフレッチャー・マンソン特性と言います。逃れられない人の耳の特性です。

 そのような意味で私はトーンコントローラーは使用すべきと思っております。そのように言う私も当然使っております。
 昔のオーディオアンプには決まってトーンコントローラー回路を搭載しておりました。しかし、数十年前にアメリカの某著名メーカーが非常にシンプルで、勿論トーンコントローラー無しのプリアンプを発売して我が国で爆発的に売れました。その後 “二匹目のどじょうを狙え!” で我が国のメーカーも “シンプル イズ ベスト” を謳って、更に “底材料費で高級品的” でほとんどのプリアンプからトーンコントローラーは姿を消しました。しかし、それで良いのでしょうか?

 しかし、実際にはその時に多くのオーディオマニアは騙されていた事に気が付きませんでした。それは海外のスピーカーメーカーはトーンコントーローラー無しでもそれらしく聞こえるスピーカーシステムに移行させていたのです。それは周波数特性です。それを以下に示します。
 トーンコントローラーには二種類あります。一つは昔ながらのCR型です。CR型は部品点数が少なく回路としても簡単で昔は多用されておりました。しかし、性能的に少々問題ありです。

 もう一つはNF型です。要するにフィードバック式です。NF型トーンコントローラーはCR型と比較して性能は比較にならないほど高性能です。

 本機は勿論NF型によるトーンコントローラーです。
TCH

 NF回路によるトーンコントローラーです。